この記事のPOINT
こんな人におすすめ
  • 利用していない別荘をずっと管理している
  • 別荘を売却したいけれど買い手が見つからない
  • 別荘を何とかして手放したい
こんなことがわかります
  • 売れない別荘を売却するための方法
  • 別荘を専門に扱っている会社の情報
  • 別荘を売却以外で処分する方法

「お金を支払って別荘を売る」という、奇妙な現象が起きています。つまり、要らなくなった別荘を売り出しても買い手がつかず、値下げをしても購入希望者が現れず、「無料であげる」といっても受け取り手がなく、仕方なく業者にお金を渡して処分してもらうことがあるのです。

成功者や富裕層の象徴アイテムだった別荘や別荘地は今や「負動産」になってしまうことも珍しくありません。使わない別荘と別荘地は早急に処分したほうが無難です。

日本の別荘を取り巻く状況と、「キズ」を広げる前に処分する方法を解説します。

 

売れない別荘
売却できる不動産会社
見つかります。
  • 提携社数1,000社以上
  • 最大6社に同時依頼
  • 全国対応

▸査定結果はメールでも受け取れるので忙しくてもOK
▸査定=売却決定ではないのでご安心ください

一括査定に進むカンタン・60秒で完了します

売れなかったら早急に地元密着型の不動産会社の手配を

北信越地方のあるリゾートマンションのオーナーは、業者に115万円を支払ってようやくそのマンションを手放すことができました。

都会に住んでいるオーナーは、高齢になりリゾート地に出かけるのが億劫になりました。そこで、そのマンションを別荘として使うことがなくなったので売却を検討したところ、不動産会社から「無料でも引き取れない」と言われました。そのまま所有していても管理費や修繕積立金が発生するだけなので、お金を出して処分してもらったのです。

バブル期に1,300万円で静岡県・伊豆の別荘地を買った人が、最近ようやく10万円で売却できた、という話もあります。

自分の別荘や別荘地が「負動産」になる前に、不動産会社を手配しましょう。難しい別荘の処分で頼りになるのは、地元密着型の不動産会社です。

不動産一括査定サイトで探す

都会の人が、自分の別荘のある土地で営業活動をしている不動産会社を簡単に探す方法があります。それは、不動産一括査定サイトを使うことです。

不動産一括査定サイトに売りたい別荘の住所や間取りなどを入力すると、そのサイトと提携している複数の不動産会社に対し、同時に査定依頼ができます。

査定してくれた不動産会社のなかから、自分の別荘売却に向けて真摯に対応してくれそうなところを見つけましょう。

一括査定サイトについては次の章でも詳しく解説していますので、より詳しく知りたい方はご覧ください。

売れない別荘
売却できる不動産会社
見つかります。
  • 提携社数1,000社以上
  • 最大6社に同時依頼
  • 全国対応

▸査定結果はメールでも受け取れるので忙しくてもOK
▸査定=売却決定ではないのでご安心ください

一括査定に進むカンタン・60秒で完了します

自分でも買主を探せる「一般媒介契約」がおすすめ

別荘や別荘地の売却を決断したら、次は、売却をサポートしてくれる不動産会社と契約しなければなりません。その契約を「媒介契約」と言い、3種類あります。

別荘や別荘地の売却に適した媒介契約は、一般媒介契約です。これなら、複数の不動産会社と契約できるので、幅広く購入希望者を探すことができます。また一般媒介契約であれば、別荘のオーナーが自分で購入希望者を探してきた場合、不動産会社を介さず、売買契約を結ぶことができます。その場合、仲介手数料も支払わなくて済みます。

専任媒介契約だと1社としか契約できませんし、専属専任媒介契約だと1社しか契約できないうえに、売主が自分で購入希望者を見つけてきても、契約した不動産会社に仲介してもらわなければなりません。もちろん、仲介手数料も発生します。

【関連記事】 一般媒介契約の基礎知識|メリット・デメリットと一般媒介を選ぶべき人

相場以下の売値でも許容する姿勢が必要

今売れない別荘や別荘地が、将来売れるようになる確率はかなり低いと考えておいたほうがよいでしょう。寝かしておいて価格が上がることも、期待しないほうがいいでしょう。不人気な別荘地がある日突然、人気スポットになることは難しいからです。

そのため、別荘と別荘地の売主は「売れるときに売る」姿勢で臨んでください。そして相場を下回る価格なら購入してもよいという人が現れたら、それは好機と捉えましょう。

「値段が付くだけよかった」「売れ残ったら維持費がかさむ」ということを忘れないようにしてください。

もちろん、不動産価格は個別の事情に影響されやすいので、別荘や別荘地であっても「絶対に値上がりしない」とは言い切れません。だからこそ、地元の不動産会社にコンタクトを取って、地域の別荘事情を調べたほうがよいのです。

もしかすると「高値売却を諦める」ためのリサーチになってしまうかもしれませんが、それでも意味のあることです。

売れない別荘・別荘地に特化した不動産会社もある

売れない別荘や別荘地の取り扱いを得意にしている不動産会社もあります。

例えば東急リゾートは、別荘・別荘地の売却仲介と買取の両方を行っています。2018年度の取引数は787件にもなります。しかも東急リゾートの売却物件紹介サイトへのアクセス数は、1年に約2,600万PV(ページビュー)にもなります。そして東急リゾートが、別荘を買うような富裕層などに年間20万回のメール営業を行っています。

別荘を購入する人はフィーリングを大切にするので、多くの富裕層に物件を見てもらうことは重要です。

参考:東急リゾート

一括査定サイトってこんなもの|別荘の売却で一括査定を利用する流れ

前の章でも簡単に触れた一括査定サイトについて、ここではより詳しく解説していきます。

あなたの不動産を得意とする不動産会社に出会うことが売却の成功のカギ

不動産を売却する際は、不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。しかし、不動産会社ならどこでもいいわけではありません。あなたの不動産を得意とする会社に依頼することが大切です。

得意な不動産会社と苦手な不動産会社

では、そのような不動産会社はどのように見つければいいのでしょうか?そこで役に立つのが「一括査定サイト」です。

一括査定サイトを使ってあなたの不動産が得意な不動産会社を効率よく探す

不動産の一括査定サイトは、ネット上で自分の物件情報・個人情報を入力するだけで、一度に複数の不動産会社に無料で査定依頼ができるというものです。物件情報をもとに査定可能な不動産会社が自動表示されるので、好みの会社を選んで依頼する、という仕組みです。

一括査定イメージ

不動産会社によって出す査定額はバラバラです。そのため、査定額が出たら金額はもちろん、その根拠も各社に尋ねて比較しましょう。上の図だと、細かい部分まできちんと評価して高額を出してくれているA社に依頼したくなりますね。

ただし、買い手が付かないような過剰に高い金額になっていないか、注意も必要です。高額査定はうれしいものですが、それに加えて納得のいく根拠を示してくれる不動産会社を見分けることが重要です。

このように、一括査定サイトを使うことで、個別に不動産会社に連絡するよりも格段に効率よく依頼できるうえ、各社の比較を通じて、自分に合った不動産会社が見つけやすくなるのです。

よくある疑問

Q.まだ売却時期が決まっていないが、査定してもらえる?
A.査定してもらえます。査定結果を見てから、売却時期の検討を始めても問題ありません。

Q.住宅ローン完済前だが、売却できる?
A.売却できます。ただし、売却の完了時に住宅ローンの残額を一括返済することが条件になります。そのため、まずは査定を受けて住宅ローンの完済が可能かどうかを確かめましょう。

おすすめの一括査定サイトはこの6つ|組み合わせ例も紹介

一括査定サイトは、比較的よく知られているものだけでも30以上。どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。

いえぽーと編集部では、運営歴の長さや利用者数の多さから、信頼できる11サイトをセレクトし、利用をおすすめしています。

そのなかでも、特におすすめなのは以下の6サイトです。

サイト名 長所/弱点 提携不動産会社 対応エリア 利用者数
運営開始年
【おすすめ度】
★★★★★

すまいValue

公式サイトへ
【長所】
・超大手6社のみの参加で安心感抜群
・最大手3社に一括査定が依頼できる唯一のサイト

【弱点】
・人口が少ない地域は未対応の可能性あり
6社
・三井不動産リアルティ
・住友不動産販売
・東急リバブル
・野村不動産アーバンネット
・三菱地所ハウスネット
・小田急不動産
全国
※一部未対応
年間成約件数11万件以上
/2016年
 
【おすすめ度】
★★★★★

HOME4U

公式サイトへ
【長所】
・業界で最も運営歴が長く信頼感アリ
・NTTグループの運営で情報保護も含めて安心

【弱点】
・大手で参加していない会社がある
約1,300社 全国 約700万人
/2001年
 
【おすすめ度】
★★★★★

おうちダイレクト

公式サイトへ
【長所】
・月間訪問者数約1,100万人の「Yahoo!不動産」への掲載で強力な広告力
・売却エージェント制に特色があるSRE不動産(旧ソニー不動産)に唯一、一括査定依頼可能

【弱点】
・人口が少ない地域は未対応の可能性あり

・SRE不動産
 (旧ソニー不動産)
・大京穴吹不動産
・大成有楽不動産販売
・ロイヤルハウジング
・ポラスグループ
・東宝ハウスグループ
・オークラヤ住宅
・CENTURY 21
・大阪宅建協会
・京急不動産
ほか

全国
※一部未対応
データなし
/2015年
 
【おすすめ度】
★★★★★

イエイ

公式サイトへ
【長所】
・「イエローカード制」で悪徳業者を徹底排除
・「お断り代行サービス」など各種サポート体制が充実

【弱点】
・大手で参加していない会社がある
約1,000社 全国 400万人以上
/2007年
 
【おすすめ度】
★★★★☆

イエウール

公式サイトへ
【長所】
・利用者数1,000万人以上は業界No.1
・参加不動産会社数は約1,600社でこちらも業界屈指

【弱点】
・運営歴が浅く、サポートはやや少なめ
約1,600社 全国 1,000万人以上
/2014年
 
【おすすめ度】
★★★★☆

リビンマッチ

公式サイトへ
【長所】
・希望地域が対応外の場合、スタッフが査定してくれる会社を探してくれる

【弱点】
・大手で参加していない会社がある
約1,400社 全国 約440万人
/2014年
 

さらに、ご自身の住まいに合わせて、一括査定サイトを組み合わせて利用するのが上手な使い方です。

1つの一括査定サイトで依頼できる不動産会社の数は限られているので、あなたにとって最適な会社がそこだけで見つかるとは限りません。複数の一括査定サイトを組み合わせて使えば、より多くの不動産会社を比較できるようになるので、自分に合った会社が見つかる可能性が高まるでしょう。

以下でおすすめの組み合わせ例をご紹介していますので、参考にしてください。

3大都市圏などの大都市部 それ以外の地域
すまいValue
公式サイトへ

HOME4U
公式サイトへ

おうちダイレクト
公式サイトへ
イエイ
公式サイトへ

イエウール
公式サイトへ

リビンマッチ
公式サイトへ
ポイント ポイント
大都市は大手のカバー率が高いので、「すまいValue」はぜひ利用したいところ。加えて「HOME4U」と「おうちダイレクト」で中堅から地場の実力派も候補に入れる。 1つのサイトで候補に挙がる社数が少ない可能性があるため、提携社数の多い3サイトを組み合わせて選択肢を広げるのがポイント。

各サイトの特徴は以下の通りです。

すまいValue

おすすめ度
           

国内の不動産流通4割を占める超大手6社が直営する一括査定サイト

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
こんな人におすすめ
  1. ネームバリューのある不動産会社に仲介依頼したい
  2. 売却対象の物件が人口の多い都市にある
  3. スピーディーかつ確実に売却を実現したい

査定依頼数は累計18万件以上、2018年度の仲介成約件数は11万件以上。
6社合わせて約870の店舗で全国の査定・仲介依頼に幅広く対応。
宅地建物取引士の保有率は96%を越え、安心・安全な取引を実現。

利用者数 年間成約件数11万件以上 運営開始年 2016年
提携不動産会社 6社 ※最大手のみ
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国 ※一部未対応
運営会社 三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産アーバンネット、三菱地所ハウスネット、小田急不動産

HOME4U

おすすめ度
           

業界で最も長い運営歴があるNTTグループの一括査定サイト

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
HOME4U
こんな人におすすめ
  1. 大手にも地元密着にもバランスよく査定依頼したい
  2. 厳しい審査に通った不動産会社のなかから選びたい
  3. 情報セキュリティに安心感があるサイトを使いたい

運営開始が2001年と業界最年長の一括査定サイト。
厳選した不動産会社のみと提携し、悪徳業者は徹底排除。
NTTグループの運営で個人情報保護などの面でも安心感あり。

利用者数 700万人以上 運営開始年 2001年
提携不動産会社 約1,300社
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国
運営会社 株式会社NTTデータ・スマートソーシング

おうちダイレクト

おすすめ度
           

Yahoo!とソニーグループが共同運営する一括査定サイト

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
こんな人におすすめ
  1. 3大都市圏で不動産売却を検討中
  2. Yahoo!不動産で幅広く宣伝してみたい
  3. 大手から中堅・地場まで幅広く査定してほしい

月間訪問者数約1,100万人のYahoo!不動産に物件情報を掲載可能。
Yahoo!JAPAN自体の月間ページビューは約155億にも上り、
多くの買い手に情報が届く強力な広告力を誇ります。

利用者数 データなし 運営開始年 2015年
提携不動産会社 SRE不動産(旧ソニー不動産)、大京穴吹不動産、大成有楽不動産販売、ロイヤルハウジング、ポラスグループ、東宝ハウスグループ、オークラヤ住宅、CENTURY 21、大阪宅建協会、京急不動産 ほか
最大同時査定依頼 9社
対応エリア 全国 ※一部未対応
運営会社 ヤフー株式会社、SREホールディングス株式会社

イエイ

おすすめ度
           

約1,000社との提携で中堅・地元企業まで充実!各種サポートも豊富で安心

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
イエイ
こんな人におすすめ
  1. たくさんの不動産会社の査定を受けたい
  2. 他の査定サイトでは対応する会社が無かった・少なかった
  3. サポート体制が充実している査定サイトを使いたい

提携会社数は約1,000社と大型サイトながらも、
「イエローカード制度」で悪徳業者は徹底排除。
「面談相談」「お断り代行」などユーザー目線のサービスも充実。

利用者数 400万人以上 運営開始年 2007年
提携不動産会社 約1,000社
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国
運営会社 セカイエ株式会社

イエウール

おすすめ度
           

提携社数約1,600社、利用者数1,000万人以上の大型一括査定サイト

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
こんな人におすすめ
  1. 地元密着の不動産会社を見つけたい
  2. 他の査定サイトでは対応する会社が無かった・少なかった
  3. メールやLINEの感覚で簡単に査定依頼したい

大手から地元企業まで豊富に見つかる、国内最大級の約1,600社提携。
比較的人口が少ないエリアでも査定対応する会社が見つかりやすい。
チャット形式の査定申し込み画面なので依頼も簡単。

利用者数 1,000万人以上 運営開始年 2014年
提携不動産会社 約1,600社
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国
運営会社 株式会社Speee

リビンマッチ

おすすめ度
           

対応エリア外でも査定する不動産会社を探してくれるのがうれしい

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
リビンマッチ
こんな人におすすめ
  1. 地元密着の不動産会社を見つけたい
  2. 他の査定サイトでは対応する会社が無かった・少なかった
  3. 運営会社も安心できるところがいい

大手から地元密着型まで約1,400の良質企業と提携。
対応外の地域でもスタッフが不動産会社を探してくれるサービスあり。
上場企業の運営で、プライバシーマーク取得など情報保護にも安心感。

利用者数 約440万人 運営開始年 2014年
提携不動産会社 約1,400社
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国
運営会社 リビン・テクノロジーズ株式会社

売却以外の処分方法

売却以外に別荘を手放す方法

どうしても売却が実現しそうにない場合は、別の手段を考えてみましょう。

別荘の管理会社に相談する

別荘が多く建つ地域には、別荘を専門に管理する会社があります。別荘はほとんどハイシーズンにしか使われないので、閑散期の人がいない期間に別荘を見守っているのです。

別荘の管理会社は、不動産会社とは異なる人脈を持っています。別荘を探している人のなかには、管理会社に別荘の空き家情報を尋ねる人もいます。

また、不動産会社とつながっている管理会社と親しくなれば、管理会社の口添えによって不動産会社の強力なバックアップが得られるかもしれません。

管理会社は「別荘の事情通」なので、頼ってみましょう。

親族等で利用したい人に譲る

他者に販売できなければ、身内に欲しがってくれる人がいないか探してみましょう。親族ネットワークを使うのです。例えば、近く定年退職する人が親戚のなかにいたら、声をかけてみましょう。引退後の移住先を探しているかもしれません。別荘を移住先の住宅にしてもらうのです。

隣地のオーナーに譲る

「灯台下暗し」にならないようにしてください。売却したい別荘の隣の別荘オーナーに、買ってもらえないか尋ねてみましょう。昔の別荘・別荘地は高価だったので、どれも手狭です。別荘を頻繁に利用している人なら「拡張」したいはずです。

市区町村に寄贈する

最後の手段は、別荘の所在地の市区町村に寄贈することです。「無料(ただ)でも手放したい」と思ったら、問い合わせてみてください。

資産価値が認められれば、市区町村が受け取ってくれるかもしれません。

別荘・別荘地を相続しそうなときは「相続放棄」という方法も

別荘・別荘地という名の「田舎の家と土地」を相続してしまうと、別荘・別荘地の処分よりさらに困った事態になるかもしれません。売れない別荘・別荘地であっても、少なくとも「過去の栄光」はあります。したがって別荘が建つ地域には、最低限のインフラは整備されている可能性があります。しかし、普通の地方やへき地では、インフラが脆弱な可能性があります。田舎の古い家や不便な土地を相続しても、資産価値は期待できません。

活用予定がないなら、そうした不動産が重荷になる前に、相続を放棄したほうが賢い選択かもしれません。

相続放棄とは

相続放棄とは、相続しないことを選択することです。相続人が、相続が開始されることを知った日から3ヶ月以内に家庭裁判所に申立てれば、相続財産はその相続人には移転しません。

相続放棄は、被相続人(亡くなった方)が借金などの負の財産を多く遺したときに使われる手法ですが、使い道がないへき地の住宅や土地も、プラスの財産とはいえません。放置空き家や放棄地にしてしまうくらいなら、相続放棄を選択したほうがよいでしょう。

参考: 相続放棄とは|期限・手続き方法と7つの注意点を解説|相続弁護士ナビ

負の財産のみを放棄することはできない

相続放棄の場合、負の財産のみを拒否することはできない、という点に注意してください。つまり、別荘や別荘地の相続は放棄するが、現金や貴金属は相続する、という選択はできません。

相続放棄とは、相続する権利を持つ相続人にならないと宣言することなのです。

相続放棄の流れ

相続放棄の手続きは家庭裁判所で行います。手続きは難しくありません。

手続きをすると、約10日後に家庭裁判所から「相続放棄に関する照会書」が届きます。中の用紙に必要事項を記入して家庭裁判所に返送すれば、それで手続きは終了します。さらに10日ほど経過すると、再び家庭裁判所から相続放棄申述受理通知書が届きます。これで正式に相続を放棄したことになります。

相続放棄をするときの注意点

相続放棄をする前に、田舎の家と土地以外に相続財産がないかどうか、しっかり確認することをおすすめします。もし価値が高いものが相続財産のなかに含まれていれば、それを相続することで家や土地を処分する資金を作ることができるかもしれません。

ただ、相続放棄をするなら「3ヶ月ルール」があるので、相続財産の総ざらいは、短期間で終わらせる必要があります。スピードが重要です。

【関連記事】 田舎の土地を売却する方法|「売れない土地」を売るために必要なこととは?

まとめ

人々の憧れの的だった別荘と別荘地が、重荷になってしまいやすい時代になりました。自然豊かな土地に建つ住宅の管理は意外に大変です。高齢者なら、別荘よりホテルを選ぶでしょう。

「高い価格で購入した別荘・別荘地を二束三文で売ることはできない」と思っているうちに「負動産」化してしまうかもしれません。安値でも買ってくれる人が現れた場合は、積極的に検討してみるのがよいでしょう。

売れない別荘
売却できる不動産会社
見つかります。
  • 提携社数1,000社以上
  • 最大6社に同時依頼
  • 全国対応

▸査定結果はメールでも受け取れるので忙しくてもOK
▸査定=売却決定ではないのでご安心ください

一括査定に進むカンタン・60秒で完了します