この記事のPOINT
こんな人におすすめ
  • 田舎の土地を保有している、あるいは保有することになった
  • 田舎の土地の活用予定がない
  • 何とかして田舎の土地を売りたい
こんなことがわかります
  • 田舎の土地を売却するためには複数の不動産会社に相談することが重要
  • 田舎の土地売却が難しいのは需要が少ないことに加え管理状態が悪いのも理由
  • 田舎の土地を放置すると管理費用固定資産税がかかるなどのデメリットあり

相続などで突然土地を保有することになったものの、田舎の土地だから売りたくてもなかなか売れずにお困りではないでしょうか?

自分で有効活用する方法もない場合は土地を放置することになりますが、売れない土地を残してしまうと管理費維持費のほか、固定資産税を毎年払い続けるデメリットもあるので、何とか売却を実現したいとお考えの方も多いと思います。

今回は「田舎の土地を売却する方法」をお伝えしていきます。後半では「寄付や相続放棄を利用して土地を放棄する方法」についてもご紹介しますので、あわせて参考にしてください。

 

売れない土地
売却できる不動産会社
見つかります。
  • 提携社数1,000社以上
  • 最大6社に同時依頼
  • 全国対応

▸査定結果はメールでも受け取れるので忙しくてもOK
▸査定=売却決定ではないのでご安心ください

一括査定に進むカンタン・60秒で完了します

この記事の目次

田舎の土地を売却するには?|複数の不動産会社に相談すること

活用するのが難しい田舎の土地を所有し続けると、さまざまなコストが生じるため、早めに買主を探したいとお考えかと思います。

需要の少ない田舎の土地を買ってくれる人を探すのは難しく感じるかもしれませんが、不動産の一括査定サイトを利用することで、適正な相場を確認しながら信頼できる不動産会社を見つけることができます。

複数の不動産会社を比較できる「一括査定サイト」を活用

田舎の土地を売却するためには、その土地の販売が得意な不動産会社を見つけることが重要です。

不動産の一括査定サイトでは、複数の不動産会社に同時に査定を依頼し、査定価格やその根拠を受け取ることができます。価格も根拠も納得のいくものであれば、その会社はあなたの土地販売に自信を持っているのだと見ることができます。逆に価格も根拠も不明瞭であれば、それは自信の無さの表れかもしれません。

各社の査定結果を比較することで、各社の得意・不得意が浮き彫りになるということです。一括査定サイトを使うと、その比較が簡単にできます。

一括査定については次の章でも詳しく解説していますので、より詳しく知りたい方はご覧ください。

 

売れない土地
売却できる不動産会社
見つかります。
  • 提携社数1,000社以上
  • 最大6社に同時依頼
  • 全国対応

▸査定結果はメールでも受け取れるので忙しくてもOK
▸査定=売却決定ではないのでご安心ください

一括査定に進むカンタン・60秒で完了します

自分でも買主を探せる媒介契約にする

不動産会社に仲介を依頼する際は、以下の表の通り3種類の契約方法がありますが、売却価格が安くなり不動産仲介会社が積極的に営業活動へ動いてくれることが期待できない場合は、売主(依頼主)自身でも買主を探すことができる専任媒介契約一般媒介契約を選ぶべきです。

専属専任媒介契約 特定(1社)の不動産会社との仲介契約であり、依頼主自身で買主を探すことができなくなります。
専任媒介契約 特定(1社)の不動産会社との仲介契約になりますが、依頼主自身で買主を探す自己発見取引が可能になります。
一般媒介契約 2社以上の不動産会社に仲介を依頼できる契約形式です。依頼主自身による自己発見取引も認められています。

専属専任媒介契約は通常の不動産売却ではオススメできる契約方法ですが、売りづらい田舎の土地の場合は、一つの不動産会社に絞らないほうがよいでしょう。

相場以下の売値でもある程度は許容する

田舎の土地を売る場合には高く売ることを初めから期待せず、安くなっても仕方ないという気持ちで買主を探したほうがよいかもしれません。

土地等の不動産の売買価格は最終的には需要と供給のバランスで決まるため、需要が比較的少ない田舎の土地の価格は高値はつきにくいです。

したがって、不動産会社から「相場よりも値引きしないと売れない」と要求があった場合、売買条件を売主側から妥協することを想定しておくべきです。

また、土地の売主が「0円になってもいいから処分したい」と思う場合には寄付などの方法も考えられます。売却以外の対策について次項で取り上げていきます。

この章の重要ポイントまとめ
  • 田舎の土地売却は複数の不動産会社にあたってみることが大切
  • 不動産会社と契約する際は専任媒介一般媒介がおすすめ
  • 売却実現のためには高値にこだわりすぎないこと

一括査定サイトってこんなもの|田舎の土地売却で一括査定を利用する流れ

前の章でも簡単に触れた一括査定サイトについて、ここではより詳しく解説していきます。

あなたの土地を得意とする不動産会社に出会うことが土地売却の成功のカギ

土地を売却する際は、不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。しかし、不動産会社ならどこでもいいわけではありません。あなたの土地を得意とする会社に依頼することが大切です。

得意な不動産会社と苦手な不動産会社

では、そのような不動産会社はどのように見つければいいのでしょうか?そこで役に立つのが「一括査定サイト」です。

一括査定サイトを使ってあなたの土地が得意な不動産会社を効率よく探す

不動産の一括査定サイトは、ネット上で自分の土地情報・個人情報を入力するだけで、一度に複数の不動産会社に無料で査定依頼ができるというものです。土地情報をもとに査定可能な不動産会社が自動表示されるので、好みの会社を選んで依頼する、という仕組みです。

一括査定イメージ

不動産会社によって出す査定額はバラバラです。そのため、査定額が出たら金額はもちろん、その根拠も各社に尋ねて比較しましょう。上の図だと、細かい部分まできちんと評価して高額を出してくれているA社に依頼したくなりますね。

ただし、買い手が付かないような過剰に高い金額になっていないか、注意も必要です。高額査定はうれしいものですが、それに加えて納得のいく根拠を示してくれる不動産会社を見分けることが重要です。

このように、一括査定サイトを使うことで、個別に不動産会社に連絡するよりも格段に効率よく依頼できるうえ、各社の比較を通じて、自分に合った不動産会社が見つけやすくなるのです。

なお、まだ売却時期が決まっていなくても査定はしてもらえます。査定結果を見てから、売却時期の検討を始めても問題ありません。

おすすめの一括査定サイトはこの5つ|組み合わせ例も紹介

一括査定サイトは、比較的よく知られているものだけでも30以上。どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。

いえぽーと編集部では、運営歴の長さや利用者数の多さから、信頼できる11サイトをセレクトし、利用をおすすめしています。

そのなかでも、特におすすめなのは以下の5サイトです。

サイト名 長所/弱点 提携不動産会社 対応エリア 利用者数
運営開始年
【おすすめ度】
★★★★★

すまいValue

公式サイトへ
【長所】
・超大手6社のみの参加で安心感抜群
・最大手3社に一括査定が依頼できる唯一のサイト

【弱点】
・人口が少ない地域は未対応の可能性あり
6社
・三井不動産リアルティ
・住友不動産販売
・東急リバブル
・野村不動産アーバンネット
・三菱地所ハウスネット
・小田急不動産
全国
※一部未対応
年間成約件数11万件以上
/2016年
 
【おすすめ度】
★★★★★

おうちダイレクト

公式サイトへ
【長所】
・月間訪問者数約1,100万人の「Yahoo!不動産」への掲載で強力な広告力
・売却エージェント制に特色があるSRE不動産(旧ソニー不動産)に唯一、一括査定依頼可能

【弱点】
・人口が少ない地域は未対応の可能性あり
・SRE不動産
 (旧ソニー不動産)
・大京穴吹不動産
・大成有楽不動産販売
・ロイヤルハウジング
・ポラスグループ
・東宝ハウスグループ
・オークラヤ住宅
・CENTURY 21
・大阪宅建協会
・京急不動産
ほか
全国
※一部未対応
データなし
/2015年
 
【おすすめ度】
★★★★★

イエイ

公式サイトへ
【長所】
・「イエローカード制」で悪徳業者を徹底排除
・「お断り代行サービス」など各種サポート体制が充実

【弱点】
・大手で参加していない会社がある
約1,000社 全国 400万人以上
/2007年
 
【おすすめ度】
★★★★☆

イエウール

公式サイトへ
【長所】
・利用者数1,000万人以上は業界No.1
・参加不動産会社数は約1,600社でこちらも業界屈指

【弱点】
・運営歴が浅く、サポートはやや少なめ
約1,600社 全国 1,000万人以上
/2014年
 
【おすすめ度】
★★★★☆

リビンマッチ

公式サイトへ
【長所】
・希望地域が対応外の場合、スタッフが査定してくれる会社を探してくれる

【弱点】
・大手で参加していない会社がある
約1,400社 全国 約440万人
/2014年
 

さらに、ご自身の住まいに合わせて、一括査定サイトを組み合わせて利用するのが上手な使い方です。

1つの一括査定サイトで依頼できる不動産会社の数は限られているので、あなたにとって最適な会社がそこだけで見つかるとは限りません。複数の一括査定サイトを組み合わせて使えば、より多くの不動産会社を比較できるようになるので、自分に合った会社が見つかる可能性が高まるでしょう。

以下でおすすめの組み合わせ例をご紹介していますので、参考にしてください。

3大都市圏・札幌市・福岡市 それ以外の地域
すまいValue
公式サイトへ

おうちダイレクト
公式サイトへ

イエイ
公式サイトへ
イエイ
公式サイトへ

イエウール
公式サイトへ

リビンマッチ
公式サイトへ
ポイント ポイント
大都市は大手のカバー率が高いので、「すまいValue」はぜひ利用したいところ。加えて「おうちダイレクト」と「イエイ」で中堅から地場の実力派も候補に入れる。 1つのサイトで候補に挙がる社数が少ない可能性があるため、提携社数の多い3サイトを組み合わせて選択肢を広げるのがポイント。

各サイトの特徴は以下の通りです。

すまいValue

おすすめ度
           

国内の不動産流通4割を占める超大手6社が直営する一括査定サイト

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
こんな人におすすめ
  1. ネームバリューのある不動産会社に仲介依頼したい
  2. 売却対象の物件が人口の多い都市にある
  3. スピーディーかつ確実に売却を実現したい

査定依頼数は累計18万件以上、2018年度の仲介成約件数は11万件以上。
6社合わせて約870の店舗で全国の査定・仲介依頼に幅広く対応。
宅地建物取引士の保有率は96%を越え、安心・安全な取引を実現。

利用者数 年間成約件数11万件以上 運営開始年 2016年
提携不動産会社 6社 ※最大手のみ
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国 ※一部未対応
運営会社 三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産アーバンネット、三菱地所ハウスネット、小田急不動産

おうちダイレクト

おすすめ度
           

Yahoo!とソニーグループが共同運営する一括査定サイト

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
こんな人におすすめ
  1. 3大都市圏で不動産売却を検討中
  2. Yahoo!不動産で幅広く宣伝してみたい
  3. 大手から中堅・地場まで幅広く査定してほしい

月間訪問者数約1,100万人のYahoo!不動産に物件情報を掲載可能。
Yahoo!JAPAN自体の月間ページビューは約155億にも上り、
多くの買い手に情報が届く強力な広告力を誇ります。

利用者数 データなし 運営開始年 2015年
提携不動産会社 SRE不動産(旧ソニー不動産)、大京穴吹不動産、大成有楽不動産販売、ロイヤルハウジング、ポラスグループ、東宝ハウスグループ、オークラヤ住宅、CENTURY 21、大阪宅建協会、京急不動産 ほか
最大同時査定依頼 9社
対応エリア 全国 ※一部未対応
運営会社 ヤフー株式会社、SREホールディングス株式会社

イエイ

おすすめ度
           

約1,000社との提携で中堅・地元企業まで充実!各種サポートも豊富で安心

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
イエイ
こんな人におすすめ
  1. たくさんの不動産会社の査定を受けたい
  2. 他の査定サイトでは対応する会社が無かった・少なかった
  3. サポート体制が充実している査定サイトを使いたい

提携会社数は約1,000社と大型サイトながらも、
「イエローカード制度」で悪徳業者は徹底排除。
「面談相談」「お断り代行」などユーザー目線のサービスも充実。

利用者数 400万人以上 運営開始年 2007年
提携不動産会社 約1,000社
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国
運営会社 セカイエ株式会社

イエウール

おすすめ度
           

提携社数約1,600社、利用者数1,000万人以上の大型一括査定サイト

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
こんな人におすすめ
  1. 地元密着の不動産会社を見つけたい
  2. 他の査定サイトでは対応する会社が無かった・少なかった
  3. メールやLINEの感覚で簡単に査定依頼したい

大手から地元企業まで豊富に見つかる、国内最大級の約1,600社提携。
比較的人口が少ないエリアでも査定対応する会社が見つかりやすい。
チャット形式の査定申し込み画面なので依頼も簡単。

利用者数 1,000万人以上 運営開始年 2014年
提携不動産会社 約1,600社
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国
運営会社 株式会社Speee

リビンマッチ

おすすめ度
           

対応エリア外でも査定する不動産会社を探してくれるのがうれしい

  • 提携1,000社以上
  • 運営歴が長い
  • 大手に強い
  • 地元密着に強い
リビンマッチ
こんな人におすすめ
  1. 地元密着の不動産会社を見つけたい
  2. 他の査定サイトでは対応する会社が無かった・少なかった
  3. 運営会社も安心できるところがいい

大手から地元密着型まで約1,400の良質企業と提携。
対応外の地域でもスタッフが不動産会社を探してくれるサービスあり。
上場企業の運営で、プライバシーマーク取得など情報保護にも安心感。

利用者数 約440万人 運営開始年 2014年
提携不動産会社 約1,400社
最大同時査定依頼 6社
対応エリア 全国
運営会社 リビン・テクノロジーズ株式会社

田舎の土地を売却するのが難しい理由

そもそも田舎の土地を売るのがどうして難しいのか、という点について確認していきます。近頃では田舎でのスローライフに憧れる人が増えてきていますが、それでも田舎の土地に対する需要は少ないのが実情です。

都心と比較して住みにくい

都心から離れた郊外では車での移動を前提としているため、鉄道やバスなどの交通機関にはあまり期待できません。アクセスが悪いと個人の住宅用だけでなく、飲食店などの店舗でもあまり活用はできないでしょう。

また、都心と比べて過剰に土地が広い場合が多く、商業用であれば駐車場などに利用できますが、個人が家を建てる場合には広すぎて土地を使いづらくなります。

※土地が広大である場合には分筆登記(ぶんぴつとうき)を利用することで、土地を複数に分けて売る対策もできます。

下水道などのインフラ整備が不十分

売却したい土地の地域が下水道未整備の場合、売れない可能性は高くなります。田舎ではインフラ整備が不十分な場所が多く、不便な生活になってしまうことが懸念され、下水道工事をしていない土地は避けられる傾向にあるでしょう。

ほかにも、固定電話を利用する電話回線の有無や、インターネット回線(またはWi-Fiなどの無線LANなど)が通っているかどうかも重要な点であり、一つでも問題があると土地活用が難しいと判断されてしまいます。

管理されていない土地の開発コストが大きい

相続した田舎の土地は放置されていることが多く、長い間管理されていないようであれば、買主側が整地するコストを負担する可能性があります。整地するための費用が大きくなると、買主側が購入を諦めてしまう可能性が高くなります。

需要がないため安くても売れない

以上の理由により、需要のない田舎の土地は必然的に安くなってしまいますが、それでも売却できない場合もあるでしょう。いつまで経っても売れないときは土地の適正価格を見誤っている可能性があり、査定価格を再度見直す必要があります。

査定価格については後述しますが、売れない田舎の土地を放置するデメリットについて次項で確認していきます。

この章の重要ポイントまとめ
  • 購入後の負担が大きいことが田舎の土地購入を躊躇させる理由の一つ
  • 需要と販売価格がマッチしないと売れにくい
  • 逆に上記をクリアできれば売れる可能性は高まる

売れない田舎の土地を残したままにするデメリット

田舎の土地が売りづらく、売却を諦めて放置するケースもあると思いますが、利用しない土地を持っていると無駄な出費が増えてしまいます。

管理費や維持費がかかる

土地の所有者自身が管理できる場合であれば少ない出費で抑えられますが、田舎の土地は自分だけで管理するのが難しいため、除草や清掃、修繕などの対応を業者へ委託する必要があります。

また、不法占有やごみの廃棄などを避けるために、柵やフェンスを設置する場合もあるので、数十万円程度の費用が発生することもあるでしょう。

土地を所有している限り固定資産税を払い続ける

土地を所有している場合には、市町村などの地方自治体に固定資産税を納税する義務があり、以下の式で算出される固定資産税を毎年支払う必要があります。

固定資産税額 = 固定資産税評価額×標準税率(1.4%)

固定資産税評価額とは、各市町村(東京都23区の場合は都)より算出される価格であり、目安として国土交通省が定める地価公示価格の70%程度だとされています。

特定空家に指定されると固定資産税の優遇措置が適用されない

また、土地だけでなく建屋もある場合には、特定空家に指定される恐れがあります。特定空家とは以下の通り法律で定められているものであり、そのまま放置してしまうと倒壊などの危険性や衛生上の有害などが見込まれ、放置することが公共的に不適切である空家を示してします。

(定義)

第二条  この法律において「空家等」とは、建築物又はこれに附属する工作物であって居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地(立木その他の土地に定着する物を含む。)をいう。ただし、国又は地方公共団体が所有し、又は管理するものを除く。

2  この法律において「特定空家等」とは、そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態又は著しく衛生上有害となるおそれのある状態、適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態にあると認められる空家等をいう。

引用元:「空家等対策の推進に関する特別措置法 第2条

特定空家に指定されてしまうと、土地にかかる固定資産税の優遇措置(減税の措置)が適用されなくなるため、本来であれば減税される固定資産税を多く支払う必要があります。
参考:「空家・空地管理センター 特定空家とは

この章の重要ポイントまとめ
  • 土地を放置すると管理費用固定資産税の負担が大きい

寄付や相続放棄で田舎の土地を処分する方法もある

売却以外で土地を処分する方法としては、寄付相続放棄の2種類が考えられますが、原則として土地を捨てて所有権を放棄することはできないため、何かしらの対策が必要になります。

※以下の通り、民法第239条2項にて所有者のない不動産については国のものなると定められていますが、民事局の回答(昭和41年8月27日付民事甲第1953号)によると不動産の所有権は放棄できないことが決められているようです。

(無主物の帰属)

第二百三十九条  所有者のない動産は、所有の意思をもって占有することによって、その所有権を取得する。

2  所有者のない不動産は、国庫に帰属する。

引用元:「民法第239条

個人向けの寄付|隣地の所有者へ相談

個人向けの寄付ではまず、隣地の所有者に相談できるでしょう。隣地であれば最もあげやすい相手だといえますが、個人への寄付では贈与税が発生するため注意が必要です。

売却が難しい土地ではそれほど評価額は高くならないので、贈与税もさほど高くはなりませんが、所有権移転の際に発生する登記費用と併せて、相手側が負担してくれるかどうかも交渉するべきです。

法人向けの寄付|NPO法人(公益法人)などのサービスを利用

法人向けの寄付ではNPO法人などの公益法人に相談するのが効果的です。NPO法人側で管理しているサービスを利用することで引取者を見つけてもらえる可能性があるほか、農地関係の公益法人であれば農地活用の一環として利用してもらえるケースもあるでしょう。

NPO法人へ相談することは不動産会社への仲介依頼と多少近くなりますが、地域活性に特化した事業に携わっている分、引取者(または買主)とのマッチングがうまくいくことも考えられます。

相続放棄ではすべての相続財産の受け取りを放棄する必要がある

両親などの家族が死亡したために土地を相続するケースでは、相続放棄によって土地の受け取りを放棄することは一応できます。

ただし、遺産相続の規定内容を考慮するとデメリットは大きく、

  • 売れない田舎の土地の遺産相続を放棄する場合は、ほかの相続財産も放棄する必要がある
  • 相続人の一人が相続放棄をする場合、別の相続人に相続権が発生する
  • したがって、土地を完全に放棄するためには相続人全員が全相続財産の受け取りを放棄する必要がある

といった条件を満たす必要があります。土地以外の財産を生前贈与でもらう対策もありますが、あまり現実的ではない方法です。一部だけの相続放棄が認められていないため、売れない土地だけのために相続放棄を適用させるのは難しいでしょう。

【関連記事】
▶「相続放棄の手続きの流れと必要書類 | 相続放棄を選択すべき基準とは?
▶「相続放棄で借金をゼロに | 相続放棄手続の手順と主な相談先まとめ

この章の重要ポイントまとめ
  • いらないからといって基本的に土地の放棄はできない
  • 寄付や相続放棄という方法もあるがそれなりにハードルが高い

まとめ

田舎の土地は売却が難しい面がありますが、かといって放置していると費用面で所有者の負担が大きくなります。不動産の一括査定サイトを利用して複数の不動産会社に相談し、あなたの土地を売却してくれる会社を探してみてください。

不動産会社と契約する際は、売主自身でも買主を見つけることができる「専任媒介契約」か「一般媒介契約」を選ぶのがおすすめです。必要以上に値下げをする必要はありませんが、あまりこだわりすぎると買手を逃してしまう可能性があるため、ある程度は妥協する心構えでいると、売却は実現しやすくなるでしょう。

【関連記事】
土地売買の流れ完全ガイド|査定・契約・費用の注意点まとめ
売りにくい山林の売却を実現する方法|山林特有の注意点も解説!

 

売れない土地
売却できる不動産会社
見つかります。
  • 提携社数1,000社以上
  • 最大6社に同時依頼
  • 全国対応

▸査定結果はメールでも受け取れるので忙しくてもOK
▸査定=売却決定ではないのでご安心ください

一括査定に進むカンタン・60秒で完了します