マンションを売却する時期はいつがいいのでしょうか。2月~3月、11月~12月にかけては引っ越しが多くなったり、節税したりするために流通量自体は増えます(※)。

ただ、マンションを購入する人は、時期に関係なく自分が欲しいと思っている物件を時間をかけて検討している可能性があります。したがって、時期だけでなく、あなたが売りたい理由に応じてベストな売却のタイミングを考えたり、自分のマンションがどうすれば売れやすくなるのかを考えたりすることが大切です。

今回は、マンションの流通量が増える時期と、売却のタイミングの判断基準、望むタイミングで売れやすくするための知識をお伝えします。

※参考:不動産業統計集2019|公益財団法人不動産流通推進センター

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マンション売却の流通量が増える時期は春と秋

まず、流通量が増える時期を確認していきましょう。

2月~3月|引っ越しが増える時期

  • 新生活に備えて入居したい人が増える
  • 転勤に伴いマンションを売却する人が増える

このような理由から、2月~3月にかけてはマンションの流通量が増えます。ただ、ライバルが増えることもあり、流通が増えるから売りやすくなるというわけではありません。

11月~12月|節税のために不動産を購入する人がいる

11月~12月は、節税の目的もかねてマンションを購入する人が現れる場合もあります。ただ、節税よりも収益性が大切なはずなので、この時期に売れば何でも売れるというわけではありません。

マンションを売るタイミングの判断基準

時期に関係なく、流通自体は年中あります。であれば、あなたにとってベストなタイミングで売却するのがもっとも良い売却時期なのではないでしょうか。早く売却した方が良い場合と、売却を見合わせたほうが良い場合についてそれぞれお伝えしていきます。

早く売却した方が良い場合

相続税を支払いたい場合

相続税は、相続を開始したときから10ヶ月以内に現金で支払わなければなりません。もし現金が用意できないのであれば、マンションを売ってでも現金を用意しなければならないでしょう。

また、資産の譲渡により得た所得を譲渡所得といいますが、相続の申告期限である3年以内にマンションを売却すると、相続税のうち一部をマンションの取得費に加算でき、譲渡所得を減らせます。

マイホーム特例で売却益の控除を受けたい場合

マイホーム特例というものがあり、マイホーム(住居用の不動産)は、売却益に対し3,000万円の控除を受けられます。

マイホーム特例が適用されるのは、住むのをやめた日から3年目の年一杯までです。

もし、譲渡所得が発生するほど高額にマンションを売れるのであれば、この期間内に売却することで、譲渡所得にかかる所得税を抑えられます。

参考:マイホームを売ったときの特例|国税庁

築年数が20年を過ぎて不動産の価値が下がりそうな場合

時間の経過とともに地価が下がることはあまりありませんが、人気な地域でなければ不動産の価値は時間が経てば経つほど下がります。木造建築は特に、20年経つと資産価値が低下するため、売却が遅れるほど手元に残るお金が少なくなる恐れがあります。

売却を見合わせたい場合

逆に、すぐ売らない方が良いのは次のような場合です。

引っ越しを先に控えている場合

引っ越し期にマンションを売却する場合は、売るのが早すぎても仮の住まいを契約するのに資金が必要になりますし、遅すぎても維持費用が新居と重複してしまいます。

引っ越しを控えている場合は、ベストなタイミングで売れるよう半年前程度から準備をしておき、仮に思うタイミングで売れなかったときのために資金に余裕を持っておきたいところです。

長期譲渡所得にしたい場合

家を売った売却益である譲渡所得にかかる税率は、所有期間に応じて変わります。所有期間が5年以下の場合は短期譲渡所得、6年以上の場合は長期譲渡所得が課せられます。

短期譲渡所得の税率は39%で、長期譲渡所得の税率は20%です。購入してから4年から5年程度のマンションであれば、5年目が経過するまで待って長期譲渡所得にした方が譲渡所得にかかる税金を抑えられます。

ただ、売却益がでないのであれば、そもそも譲渡所得税がかからないのでこの点に関しては気にしないで良いでしょう。

参考:土地や建物を譲渡したとき|国税庁

マンションをタイミングよく売るための知識

マンションの売却価格は安すぎても高すぎてもよくありません。高すぎた場合は当然買いたいと思う人がいなくなってしまいますし、安すぎた場合も「何か安い理由があるのではないか」と勘ぐられて警戒されてしまいます。あなたのマンションが本来持っている価値に見合った売却価格を設定しましょう。

自分のマンションの特徴を知る

次に、購入者が買いたくなるような説明文を考えましょう。そのためには、自分のマンションの特徴を把握した上でターゲットを設定し、ターゲットが反応するような説明文を考えていく必要があります。

まず、あなたのマンションの特徴を整理しましょう。例えば、あなたのマンションに次のような特徴があったとします。

  • 幼稚園や学校、塾が近い
  • 通勤通学に便利
  • 大きな公園がいくつかある
  • 南向きで日当たりがいい
  • 3~4人で暮らすのにちょうどいい広さ

これらに購入者の特徴を踏まえ、どうすれば相手が買いたくなるのかを考えていきましょう。

購入者の特徴を知る

上記のような特徴のマンションの場合、子育てをする世帯の人をターゲットとして想定することもできます。その場合、ファミリー層がどんな家を求めているのか仮説を立てていきます。この層は子育てをするという大前提があるので、新居には次の条件を求めていることが予想されます。

  • ベビーカーや三輪車などを出し入れできるだけの玄関の広さや収納の広さ
  • 空気の綺麗さ
  • 近くに公園があるか
  • 保育園や幼稚園が近くにあり、待機児童にならずに済むか
  • 室内の風邪通りの良さ(ハウスダスト対策が容易か)
  • スーパーが近いか

自分のマンションの特徴と合致したターゲットに絞り、マンション特徴とターゲットのニーズが合致しているポイントを打ち出しましょう。

上記の条件の場合、告知の材料には次のようなものが考えられます。

  • 公園が○m以内にあり、お子さんとのお散歩に最適です

間取りや築年数といったマンションのスペックを伝えるのももちろん大切ですが、ひと目でわかる客観的な事実のみならず、購入する人のニーズを見抜き、それを満たせるような情報を伝えていくことが大切です。

マンションを売る際は一括査定を受けておこう

マンションを売るときには、不動産会社に査定を依頼することになります。プロならではの視点で、あなたのマンションを高く売るための戦略や、売却に適したタイミングなどについてアドバイスしてくれるでしょう。

ただし、不動産会社ならどこでもいいわけではありません。マンション売却ならマンションが得意な不動産会社に依頼しないと、適切な査定額を出してもらうことも、アドバイスをしてもらうこともできないかもしれません。

では、自分に合った不動産会社はどのように探せばよいのでしょうか。

あなたの不動産を得意とする不動産会社に出会うことが売却の成功のカギ

不動産を売却する際は、不動産会社に仲介を依頼するのが一般的です。しかし、不動産会社ならどこでもいいわけではありません。あなたの不動産を得意とする会社に依頼することが大切です。

得意な不動産会社と苦手な不動産会社

では、そのような不動産会社はどのように見つければいいのでしょうか?そこで役に立つのが「一括査定サイト」です。

一括査定サイトを使ってあなたの不動産が得意な不動産会社を効率よく探す

不動産の一括査定サイトは、ネット上で自分の物件情報・個人情報を入力するだけで、一度に複数の不動産会社に無料で査定依頼ができるというものです。物件情報をもとに査定可能な不動産会社が自動表示されるので、好みの会社を選んで依頼する、という仕組みです。

一括査定イメージ

不動産会社によって出す査定額はバラバラです。そのため、査定額が出たら金額はもちろん、その根拠も各社に尋ねて比較しましょう。上の図だと、細かい部分まできちんと評価して高額を出してくれているA社に依頼したくなりますね。

ただし、買い手が付かないような過剰に高い金額になっていないか、注意も必要です。高額査定はうれしいものですが、それに加えて納得のいく根拠を示してくれる不動産会社を見分けることが重要です。

このように、一括査定サイトを使うことで、個別に不動産会社に連絡するよりも格段に効率よく依頼できるうえ、各社の比較を通じて、自分に合った不動産会社が見つけやすくなるのです。

よくある疑問

Q.まだ売却時期が決まっていないが、査定してもらえる?
A.査定してもらえます。査定結果を見てから、売却時期の検討を始めても問題ありません。

Q.住宅ローン完済前だが、売却できる?
A.売却できます。ただし、売却の完了時に住宅ローンの残額を一括返済することが条件になります。そのため、まずは査定を受けて住宅ローンの完済が可能かどうかを確かめましょう。

おすすめの一括査定サイトはこの5つ|組み合わせ例も紹介

一括査定サイトは、比較的よく知られているものだけでも30以上。どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。

いえぽーと編集部では、運営歴の長さや利用者数の多さから、信頼できる11サイトをセレクトし、利用をおすすめしています。

そのなかでも、特におすすめなのは以下の5サイトです。

サイト名 長所/弱点 提携不動産会社 対応エリア 利用者数
運営開始年
【おすすめ度】
★★★★★

すまいValue

公式サイトへ
【長所】
・超大手6社のみの参加で安心感抜群
・最大手3社に一括査定が依頼できる唯一のサイト

【弱点】
・人口が少ない地域は未対応の可能性あり
6社
・三井不動産リアルティ
・住友不動産販売
・東急リバブル
・野村不動産アーバンネット
・三菱地所ハウスネット
・小田急不動産
全国
※一部未対応
年間成約件数11万件以上
/2016年
 
【おすすめ度】
★★★★★

おうちダイレクト

公式サイトへ
【長所】
・月間訪問者数約1,100万人の「Yahoo!不動産」への掲載で強力な広告力
・売却エージェント制に特色があるSRE不動産(旧ソニー不動産)に唯一、一括査定依頼可能

【弱点】
・対応エリアが大都市部に限られる
9社・団体
・ソニー不動産
・大京穴吹不動産
・大成有楽不動産販売
・ロイヤルハウジング
・ポラスグループ
・東宝ハウスグループ
・オークラヤ住宅
・CENTURY 21
・大阪宅建協会
東京
神奈川
埼玉
千葉
大阪
兵庫
京都
奈良
愛知
札幌市
福岡市
データなし
/2015年
 
【おすすめ度】
★★★★★

イエイ

公式サイトへ
【長所】
・「イエローカード制」で悪徳業者を徹底排除
・「お断り代行サービス」など各種サポート体制が充実

【弱点】
・大手で参加していない会社がある
約1,700社 全国 400万人以上
/2007年
 
【おすすめ度】
★★★★☆

イエウール

公式サイトへ
【長所】
・利用者数1,000万人以上は業界No.1
・参加不動産会社数は約1,700社でこちらも業界屈指

【弱点】
・運営歴が浅く、サポートはやや少なめ
約1,700社 全国 1,000万人以上
/2014年
 
【おすすめ度】
★★★★☆

リビンマッチ

公式サイトへ
【長所】
・希望地域が対応外の場合、スタッフが査定してくれる会社を探してくれる

【弱点】
・大手で参加していない会社がある
約1,400社 全国 約440万人
/2014年
 

さらに、ご自身の住まいに合わせて、一括査定サイトを組み合わせて利用するのが上手な使い方です。

1つの一括査定サイトで依頼できる不動産会社の数は限られているので、あなたにとって最適な会社がそこだけで見つかるとは限りません。複数の一括査定サイトを組み合わせて使えば、より多くの不動産会社を比較できるようになるので、自分に合った会社が見つかる可能性が高まるでしょう。

以下でおすすめの組み合わせ例をご紹介していますので、参考にしてください。

3大都市圏・札幌市・福岡市 それ以外の地域
すまいValue
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おうちダイレクト
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イエイ
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イエイ
公式サイトへ

イエウール
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リビンマッチ
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ポイント ポイント
大都市は大手のカバー率が高いので、「すまいValue」はぜひ利用したいところ。加えて「おうちダイレクト」と「イエイ」で中堅から地場の実力派も候補に入れる。 1つのサイトで候補に挙がる社数が少ない可能性があるため、提携社数の多い3サイトを組み合わせて選択肢を広げるのがポイント。

各サイトの特徴は以下の通りです。


国内不動産流通の4割を占める超大手不動産会社6社が運営する一括査定サイト
おすすめポイント
  • 査定依頼件数10万件以上
  • 2017年度、年間仲介成約件数11万件以上
  • 6社合計で約840店舗
利用者数 年間成約件数11万件以上
運営開始年 2016年
提携不動産会社数 6社 ※最大手のみ
最大査定数 6社
対応エリア 全国 ※一部未対応
運営会社 三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル、野村不動産アーバンネット、三菱地所ハウスネット、小田急不動産

ヤフーとソニー不動産が共同運営。月間訪問者数約1,100万人Yahoo!不動産に物件が掲載されるので買い手に情報が届きやすい
おすすめポイント
  • Yahoo!JAPANの月間ページビューは約155億
  • 有名・安心の大手企業が多数参加
  • フランチャイズで地元密着企業まで網羅
利用者数 データなし
運営開始年 2015年
提携不動産会社数 9社 ※個別のフランチャイズ店舗は別途
最大査定数 9社
対応エリア 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、京都、奈良、愛知、札幌市、福岡市
運営会社 ヤフー株式会社・ソニー不動産株式会社

約1,700社との提携で地元・中堅企業まで充実!ユーザー目線に立った各種サポートが豊富で査定時も安心
イエイ
おすすめポイント
  • 悪徳業者を排除する「イエローカード制」を採用
  • 地元・中堅企業まで網羅した約1,700の提携企業
  • 査定後のお断り代行サービスも実施
利用者数 400万人以上
運営開始年 2007年
提携不動産会社数 約1,700社
最大査定数 6社
対応エリア 全国
運営会社 セカイエ株式会社

提携企業数約1,700社、利用者数1,000万人以上の大型一括査定サイト。地域密着の地元・中堅企業も豊富に見つかる
おすすめポイント
  • 大手から地域密着の不動産会社まで見つかる
  • 業界屈指の提携企業数約1,700社
  • チャット形式で査定依頼までカンタンに進む
利用者数 1,000万人以上
運営開始年 2014年
提携不動産会社数 約1,700社
最大査定数 6社
対応エリア 全国
運営会社 株式会社Speee

約1,400社との提携で全国を幅広くカバー。対応外の地域があった場合はスタッフが査定してくれる会社を探してくれる
リビンマッチ
おすすめポイント
  • 大手から地元密着型まで約1,400の良質企業が参加
  • プライバシーマーク取得で個人情報をしっかり保護
  • 上場企業の運営で安心感あり
利用者数 約440万人
運営開始年 2014年
提携不動産会社数 約1,400社
最大査定数 6社
対応エリア 全国
運営会社 リビン・テクノロジーズ株式会社

一括査定で、あなたの
マンションを高く早く売却
できる会社が見つかります。
  • 提携社数1,700社以上
  • 最大6社に同時依頼
  • 全国対応

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